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どうもブログにタイトルを入れるのが苦手だ。だから無題を意味する「untitle」と入れてしまう。
後から見た時、タイトルがあると小っ恥ずかしくなるのだ。
内容を整理したり、後から探したりするのには、タイトルがあった方が分かりやすいなだろうけど、どうも嫌なんだよなあ。
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最近「ゲーム・オブ・スローン」という海外ドラマを見始めた。既にだいぶ前から話題になっていたドラマだけど、中世の戦乱ものとか興味がないので、今までそれほど食指が動かなかった。
「中世の戦乱」ものといっても現実のそれではなく、厳密には「中世ヨーロッパ風」の世界観で描かれた異世界ファンタジーだ。
異世界ファンタジーではあるが、これもよく日本のラノベやアニメにあるようなヒロイック・ファンタジーではなく、あるいは「指輪物語」や「ナルニア国物語」のような純空想的なファンタジーでもなく、露骨なセックス&バイオレンス描写のある大人向けのハイ・ファンタジー。
日本では、ハードな性描写もしくは残酷描写のある中世風ファンタジーは、それこそ人気コミックの「ベルセルク」や「進撃の巨人」など、それほど珍しい印象はないが、海外ものではあまり目にしたことがない。もちろん自分が目にしたことがないだけで、たくさんあるのかも知れないけど、少なくとも自分は知らない。
それにそうした過激描写があるものは、大抵、漫画・アニメも含めて、ファンタジーというより寧ろヒーロー活劇で、海外映画でも過去に「ハイランダー」や「ベオウルフ」、「レディホーク」「コナンザ・グレート」等のシリーズもあったが、GOSはそれらとも異なる。
印象としては、史実のリアルな血生臭い中世戦記を、そのまま異世界に持ち込んで描いた感じ。ファンタジー要素もあるけど、ごく控えめ。騎士や剣士は登場するが、さほど英雄的ではなく、無敵でもなく、王位という権威を巡って陰謀策謀が渦巻き展開するダークな戦乱群像劇だ。
実写では、有りそうでなかったファンタジー劇だよね。
とはいえ、まだ見始めたばかりなので、今後、どういう方向性へ転んで行くのか知らない。あるいは、よくある「運命の子」的なシチュエーションも出てくるのかも知れない。
まあ、ぼちぼちと。